親子二代さまざま

まもなく44歳になる福永祐一は三冠騎手8名のなかで達成時最高齢とか。まったくそんなイメージがないなあ。オルフェーヴルのときの池添はともかく、ディープのときの武やブライアンのときの南井のほうがずっと年上に思えたけど。たぶん24年前の初々しいデビューのときから、一流騎手への道をたどる彼をずっと見てきたからそう思うのでしょう。

さらにこちらが競馬の世界を知るまえに、一般ニュースとして見ていたお父上の落馬事故とリハビリの様子、そこに登場した可愛らしい少年、祐一くんが記憶にあるからかも。どちらにしてもいまや彼は武とならぶ競馬界の第一人者、きのうの勝利騎手インタビュー時の、喜びにおぼれない毅然とした面持ちそして言葉の選びかたには感銘を受けました。

それにしてもクビ差の勝利とは、おそらくいままでで一番キワドい三冠達成だったのでは。ギリギリまで追いすがったアリストテレス＆ルメールには最大の拍手、これで今後の競馬がますます面白くなること確実。まあ個人的馬券に関しては、コントレイル抜きの3頭でワイド3点ボックス買いという愚挙をして、みごとに玉砕してしまいましたが。

さて、きのうの拙日記で書いた大横綱との相関関係、三冠イヤーのことしはムリにしても、コントレイルが活躍するだろうここ2,3年の間に、やがては優勝20回をこえる名力士が登場するということ。これはこれで大相撲を観る楽しみがまたひとつ増えたなと。たしかに期待の若手有望力士のなかにも”親子二代”は何人かいることだし。