いまそこにあるシャッター通り

噂には聞いていたけど、実際に歩いてみて予想以上。ミナミ各商店街のシャッター通り化。インバウンドを相手にしていたお店がここにきて一気に閉店、その主役はもちろんドラッグストア。いくつかの老舗銘店を追い出して各店波状攻撃のように進出するも、コロナ禍でインバウンド皆無となるやどこもかしこも旗艦店だけ残してさっさと撤退。

以前日記に書いた不二家ビル路面のドラッグストアも閉店。かってペコちゃんがいた場所では中国人の女の子が客寄せしていたけど、もちろん誰ひとりおらずシャッターが閉まったまま。これじゃあペコちゃんも浮かばれないな。どちらにしても日本人・外国人問わず、ミナミ全体で少なくない数のひとたちが一気に職を失ったということ。

シャッターにはたいがい物件管理会社の連絡先が掲示されているけど、こないだ「コロナエステート」という名前を見かけたときは目を疑った。一瞬フォトに残そうかと思ったが、悪趣味だし撮ってるところを撮られたりしたらやっかいなのでやめておいた。もうとっくにSNS等にアップされているかも。いまでも悪質なイタズラだったのではと思う。

閉店セールを謳うお店も増えてきた。こちらはチェーン系よりも個人のお店が多い。大阪人はフェイクの閉店セールには慣れているので、それがマジのものかどうかぐらいはすぐわかる。このあたりのお店が一斉に閉めたらどうなるかと思うとゾッとする。きょうは後ろ向きな話題ですいません、それだけショックな光景だったということです。