mixiユーザー(id:2399973)

2020年10月02日14:00

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「フェアウェル」〜米中カルチャーギャップはいかに

幼いころ両親とともに中国を離れ、ニューヨークで暮らすビリー(オークワフィナ)。長春にいる祖母ナイナイが癌を患い、余命数週間と聞いた彼女は急いで祖国へと旅立つ。癌の事実はナイナイ本人に告知されておらず、いとこの結婚を祝うという口実のもとに、彼女の最期を看取るべく親戚一同が世界各地から帰郷していた。

中国特有の生活様式、そのど真ん中に思わず混ざりこんだアメリカ育ちビリー。大都会ニューヨークではそうでないと生きていけないのだろう、ちょっとぶっきらぼうでいつも勝気な彼女が、つながりを大切にする祖国の大家族のなかではオドオドしながらもがいている。オークワフィナのゴールデングローブ賞主演女優賞大いに納得。

人の生死にたいする思いや家族のありかた、そして嘘のつきかた…中国人とアメリカ人の人生観や世界観の違いを、自らの体験をもとに制作したというルル・ワン監督はセリフのなかにいくつもちりばめている。物語の向こう側に、今後しばらくは世界最大の対抗軸となるだろう、このふたつの国のカルチャーギャップが見え隠れする。

とは言え物語全体のタッチは、お昼のテレビドラマのように柔らかく分かりやすい。そうそう、多少愛想をふりまきながらも自己主張なし、この大家族に嫁入りしたのが日本人アイコちゃん(水原碧衣)。彼女の存在こそこの二大国に挟まれた日本という国の立ち位置そのもの、などと解釈できないこともないけどまあそれは考えすぎか。


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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年10月02日 17:35
     あんまり考えすぎでもないような気がします。というか、それ以外にわざわざ日本人を登場させた意味があったのだろうかという気もするのですが。まぁ、何かそれ以外の意味があったのだろうと心情的には信じたい気もしますが、そこのところは、多分、見てみないことには何とも言えないところなんでしょうね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年10月02日 18:58
    監督がルル・ワンとあってびっくり。
    同姓同名なのでしょうか?でなければ彼女はもともと小説家で、ずいぶん以前に『睡蓮の教室』というのを読みました。翻訳されたのはそれだけですが。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年10月03日 00:41
    > mixiユーザー まああまり深読みしないほうがいいと思うホームドラマなんですが、それでもこのキャラ設定にはいろいろ考えてしまいます。この水原碧衣という女優のキャリアを調べたらけっこうスゴかったし。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2020年10月03日 00:42
    > mixiユーザー そうなんですか。それはまったく知りませんでした。たしかに脚本も彼女が担当していますが。けっこう若いひとのようです。

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