常備している喫茶店にお邪魔したときにはたいがい手に取っているけど、あとは特集によって立ち読みで済ます程度のつきあいの経済誌「週刊ダイヤモンド」、さすがにいま書店に並んでいる最新号からは目が離せない。コロナショックに直面したエンタメ&スポーツ業界が置かれている状況を徹底取材、かなりのボリュームで大特集。
特集書き出しの一文が『スポーツとエンタメは、最もコロナに弱いビジネスといえる。ほとんどのジャンルで「多くの観客が来ること=密」を前提としているからだ』と的確な表現。豊富なデータの数々や各ジャンルのキーマンへのインタビューも数多く、サマソニ仕掛け人、あの名物社長もしっかりと自論を展開していた。
そして株式会社ミクシィ代表取締役社長も登場。ミニインタビューによると、アフターコロナにはなんと競輪事業に手を拡げるとか。最初はバーチャルなゲームのことかと思ったら、ギャンブルとしてのリアルな競輪、スマホを利用した車券販売や実況観戦に着手、まだまだ潜在的なマーケットはあると社長の弁。はたしてどうなることやら。
今回の特集、とりあえずコロナうんぬんを抜きにして、各エンタメの現状を俯瞰するにはうってつけの資料となるのでは。実際のところ、ほとんどのジャンルが“やっぱりナマが一番”というキーワードを基に、このところほぼ順調に推移してきたところのコロナショック。経済誌ならではのクールな視点が興味深い一冊だと思います。
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