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2020年02月22日16:15

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トニー・ハドリー@ビルボードライブ大阪

ついこないだのような気がしていたけど7年ぶりとか。ガッチリとした立派なガタイをダークスーツに包んだたたずまい、それはまるで米共和党の政治家のごとし。そう、同じ80'sブリティッシュ勢でも先日のマーク・アーモンドの華奢な雰囲気とは好対照。スパンダー・バレエの代表曲をメインにしたライブは"plays Greatest Hits and more"とサブタイトル。

ステージ直前のかぶりつきには握手を重ね、遠くはなれた客席にむかって大きく手をふる。ライブ空間すべてに気を遣うファンサービス満点のトニー。すぐとなりの席にいたオッサンは曲が流れるたびにその邦盤シングルをステージに向かって掲げ、やがてそれに気づいたトニーはそのマニアックな蒐集ぶりに「トゥルー」の歌唱中にもかかわらず思わず苦笑。

そう、この夜最大の盛り上がりはやっぱり「トゥルー」だった。前回もそうだったけど、この80'sを代表する名曲はなぜかラストやアンコールに配されず、あえて中盤あたりで披露される。リアルタイムでこの曲を受け止めた熱心なファンたちはイントロからしっかりとハモり、やがてトニーが♪Listening to Marvinと歌うやしっかり♪All Night Longとレスポンス。

そしてクイーン「愛にすべてを(Somebody To Love)」のカバーも圧巻。最後のところはタメにタメながら、この難曲をしっかり歌いこなしたトニーには英国人の誇りみたいなものを感じたし、あらためてクイーン楽曲の素晴らしさを実感。とにかく“客席と一体となった”という使い古された表現をあえてでも使いたくなる、ことし還暦を迎えるトニー渾身のオンステージでした。
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