Dr.ハインリッヒ＠道頓堀ZAZA POCKET'S

ずっと気になっていたところに、昨年末にあるマイミクのかたのイベントレポを拝読、これは一度ナマで体験してみようと。吉本興業所属、幸（みゆき）と彩（あや）の双子女性漫才、京都府出身で2005年結成。M-1グランプリ2019は準々決勝敗退。今回は「ディアローグハインリッヒ」と名付けられた約1時間のトークイベント。ほぼ隔月で開催していて12回目。

万人受けするとはとても思えない、一度ハマったらクセになる独特のシュールな世界。YouTubeのコメントに"百年後の漫才”と書かれてあったのには思わずニヤリ。おそらくこの不条理な世界は、関西弁でやりとりされているからこそ心地よく受け入れられるのかと。もし標準語で繰り広げられたら、ちょっと冷ややかに感じて拒絶反応を示してしまうかも。

チケットが数日で完売した80名ほどの空間、7割以上が若い女性客だったか。今回はあくまでトークオンリーのイベント、コアなファンを対象にした身辺雑記に終始したというところか。ファンと共有した独特のジャーゴンが飛び交い、とりあえずは何を言っても笑ってくれる状況…いや、もちろん彼女たち独特の神羅万象にたいする切り口は存分に楽しめました。

…ということで、次回はできたら単独ライブなどの機会にて、しっかりと練られた漫才ネタをいくつか楽しみたいと。もちろん他の漫才コンビと共演する対外試合的なイベントでの彼女たちにも興味津々。ことしは結成15年目ということでM-1エントリーのラストイヤー、かなりの意気込みを見せている彼女たちのこの1年をずっと見守っていきたいと思った次第です。