mixiユーザー(id:2399973)

2020年01月27日16:00

341 view

徳勝龍 奈良県民の誇り

まずは本音をぶつけて、すぐさまユーモアでくるむ…これぞ関西人。「優勝を意識しましたか?」という問いかけに、いったんしないと言っておきながら「ウソです、めっちゃ意識しました」と本音を返し、そして「ばりばりインタビューの練習してました」と笑いにつなげた徳勝龍。このパターン、我々もけっこう日常に織りこんでるんですけどね、気がついてないだけで。

四股名にふさわしい地名や旧跡がいくらでもあるのに、奈良県からはなかなか強い力士が出なかった。「日本書紀」にもその名がある相撲の始祖、大和の国の当麻蹴速(たいまのけはや)がすべてのパワーを独占しすぎたのか、それとものどかな山村が連なるエリア、ただ単に穏やかでのんびりした人が多く、勝負事にはあまり強くない県民性からくるものか。

幕尻力士の優勝は貴闘力以来20年ぶり。ただ当時の貴闘力は三役を何度も経験し常に幕内上位で活躍していた実力者。なので幕尻である程度勝つのは当たり前。ところが今回の徳勝龍は過去2年12場所をほとんど十両ですごしていた力士。ところが終盤の戦いそして最後には出場力士番付最上位の貴景勝に勝つのだから、何かが憑いていたとしか思えない。

世代交代、時代の変わり目。この予想もしなかった大混戦はすべての力士の実力が平準化してきたということか。天皇賜杯ってしょせん横綱・大関のもの、他人事だと思っていた幕内最高優勝にひょっとしたら自分も手が届くかも…ほとんどの力士がいまそう思っているのかもしれない。波乱の展開となったけど、いつになく熱戦が多かった今場所を見てそう思ったのです。

◎時間の都合できのう流れなかったNHK相撲中継のエンディング「THE千秋楽」、初場所の興奮と感動がよみがえる90秒!
https://www.youtube.com/watch?v=ZCNMqndpMds
31 7

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年01月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031