メトロでレトロ

大阪市営地下鉄がOsaka Metroとなってまもなく2年、たいして何も変わっていないように思うけど、駅設置のパンフレットは多少カラフルになったかなと。そのひとつ、現在設置中の「純喫茶めぐり」というパンフを興味深くながめた。表紙にある文章をそのまま引用すると"ディープでレトロな”大阪市内の純喫茶が32店舗、美しいフォトとともに紹介されている。

一度でもお邪魔したことのあるお店を数えてみると過半数の18店舗。まあ、かって営業の合間にサボってお茶していた淀屋橋・本町・堺筋本町あたりの喫茶店が多く掲載されているから、当時から続いているお店というだけですでに2〜30年の歴史を持っているということ。ただの地味な隠れ家的喫茶だったお店が、サンドイッチの銘店として登場しているから面白い。

18店舗お邪魔したということは、まだ14店舗お邪魔していないということ。こうなったら少しずつでいいからことし一年かけて順に巡ってやろうかなと、我々世代男子特有のコンプリート癖が頭をもたげてきた。そしてできることならコーヒー1杯でとどめず、プリンアラモードだのナポリタンだの、このパンフのフォトにあるメニューをずばりオーダーしてやろうかなと。

しかしながらというか案の定というか、未踏14店舗のロケーションは太子橋今市とか南巽とか北加賀屋とか、ふだんあまり訪れることのない大阪市内周辺部がほとんど。結局のところそれぞれのエリアに効率よく足を運ぶためには、Osaka Metro各路線のお世話にならざるを得ず、まんまと彼らの術中にはまったかなというところです。