クレイジーケンバンド@ビルボードライブ大阪

初夏のライブハウスあるいは秋のコンサートホール、どちらかのツアーにはほぼ毎年お邪魔しているけれど、毎回チケット争奪戦となるXマス恒例BBLでのライブは今回まったくの初体験。ラッキーにもチケットは獲れたけど、その代償として100回をはるかにこえるリダイヤルが、思い出連なるスマホの発信履歴をすべて消してしまったことは前に書いたっけ。

毎回確実に3時間超え、長時間ライブの雄である彼らが、そのほぼ半分という制限時間のなかどんなステージを展開するのか、これが最大の見どころ。まずオープニングで「ゴッドファーザー〜愛のテーマ」を熱唱、そしてエンディングでは思いっきり引っ張った「マイ・ウェイ」でシメるという、超スタンダードをきっちり配したあきらかなディナーショー仕様。

そしていつものCKBをグッと凝縮したかのような中味の濃さ。「GT」「タイガー&ドラゴン」「クリスマスなんて大嫌い！！なんちゃって」という代表曲はきっちりと抑えながら、リクエストタイムやおきまりの各メンバーいじりなど、ふだんのライブでお約束事もしっかり。ヘンな言いかただけど、あれふだんは3時間もいったい何やってたんだっけと思うほど。

オーディエンスはさすがBBL、ふだんのCKBライブ以上にちょいワルおやじ系カップルが多く、彼らはここぞとばかりふんだんに飲み食いするものから、ホール係もてんやわんやの大忙し。BBL多々あるライブのなかでも、飲食売上げにおいてCKBはかなり貢献しているのではと思ったり。どちらにしてもXマスにふさわしい、ゴージャス感あふれるライブでありました。