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2019年12月19日15:10

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【2019年 今年の10本 日本映画】

ことしの日本映画、トップ3はすんなりときまって順位も鉄板固定。感覚的な作品と社会派が混在する4位以下はわりと流動的、もう一度ならべるとたぶん違う順位に。やっぱり現代社会に生きる等身大の人間模様を描いた作品が一番興味深く、あとはスクリーンからあふれ出るみずみずしさみたいなものを尊重したいかな。このスタンスはここ何年も同じ。

1.アイネクライネナハトムジーク
2.さよならくちびる
3.宮本から君へ
4.新聞記者
5.夕陽のあと
6.チワワちゃん
7.解放区
8.ウィーアーリトルゾンビーズ
9.i新聞記者ドキュメント
10.岬の兄妹

次点は順不同で「半世界」「愛がなんだ」「町田くんの世界」「よこがお」「火口のふたり」「ひとよ」「カツベン!」等。

主演男優賞=成田凌 「さよならくちびる」「愛がなんだ」「チワワちゃん」「カツベン!」
主演女優賞=門脇麦 「さよならくちびる」「チワワちゃん」
助演男優賞=松坂桃李 「新聞記者」「蜜蜂と遠雷」
助演女優賞=桜井ユキ 「マチネの終わりに」
新人賞=古舘佑太郎 「いちごの唄」

いくつかの映画賞では、成田凌は助演男優として評価されていて、松坂桃李と入れ替えても別に構わないのだけれど、春先の時点でことしは彼の年になるだろうと確信したのであえて主演に。桜井ユキ、後半見事に物語をひっくり返すこれぞ助演、サリー・ホーキンスに初めて出会ったときのような印象。古舘佑太郎は親譲りのウザいキャラ作りが見事。

10本選ぶのにけっこう苦労した外国映画にくらべると、実に楽しかった日本映画選出。公開当時、これはたぶんことしのトップ10入りやなと思った作品が最終的にはトップ20にも入らなかったり。あくまで個人的基準ながら、それだけことしは層が厚かった、豊作だったということでしょうか。来年もまた多くの傑作との出会いに期待!


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