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2019年12月15日17:00

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クリニックでのウダウダ話

風邪で寝込んだ日の前日は月イチの定期検診、行きつけのクリニックにお邪魔した日だった。混み合う待合室でえんえん待つあいだに罹病したなどという話はよく聞くが、たまたま今回はガラ空き、ほとんど待つことなく私は診察室に入った。季節ごとの血液検査の結果が出て、ついでに大豆をはじめ食品アレルギーにたいする数値を聞いたのもこのとき。

いつものように私が胸をはだけると、以前単なる脂肪のかたまりとジャッジされた、躰のど真ん中に隆起する小さなコブに触れながら、先生は「やっぱり目立つな」と言い、さらに「そういえば天龍源一郎もよくこんな感じになってたな」とつぶやいた。ほう、この先生はひょっとしてプロレス好きかと思った私はとりあえず「それなら滑舌に気をつけなあきませんね」と返しておいた。

そしてプロレスのことはわからないが、力士としての天龍なら語れると思い、平幕時代の彼の相撲っぷりから角界を突然辞めたいきさつなどをしゃべると、先生の目が急にランランと輝き出した。調子に乗った私は当時の二所ノ関部屋のお家騒動から最近の納谷兄弟(世間はみな大鵬の孫とは言うも貴闘力の息子とは言わない)まで二所一門興亡の歴史をえんえんしゃべった。

結局のところ、問診時間の半分以上は、胸の前をはだけたままそんな話をウダウダとしていたように思う。まあ先生のほうも、まちがいなくきょうはヒマだとわかっていたからこそずっとつきあってくれたのだろう。もちろん血液検査の結果が総じて良好だったということもあるけど。たぶんこの診察室長期滞在と今回の風邪ひきに直接の関連はないと思うけど、どんなもんだろうか。
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