大晦日におせち持参で父親宅に向かうことを考えれば、自宅すぐ目の前のイズミヤで予約したほうが何かと便利ではないかと。スーパーのおせちかいなと思われるかもしれないけど、イズミヤは単なる受け渡し窓口、今回予約した「割烹料亭千賀 彩華千」という商品をネットで調べたら、値段の違いこそあれ楽天市場等いくつかの窓口経由で購入できることがわかった。
ごぞんじのようにイズミヤは阪急阪神グループの傘下、阪急百貨店のおせちも直接予約できるらしく、いちおうカタログをもらってきたが、案の定阪急ブランドのせいかどれもこれも割高感。いや値段うんぬんよりも、今回カタログを見た近鉄百貨店やイトーヨーカドー、あるいは各コンビニのおせちも、基本的には4〜5人用という商品があまり多くないような。
あと父親が妙に3段重ねにこだわり、結局のところ前述の商品に。本日期限の早割で5%引きにて税込20827円。そしてお持ち帰りだと商品分208ポイントとは別にS-ポイントが1000ポイント付加。これがイズミヤだけでなく阪急三番街での飲食や紀伊国屋書店での本代にもなるのがS-ポイントの強み。ちなみに阪急おせちでは早割も付加ポイントもなし。
それにしても母親が元気だったころは、黙っていても実家にお邪魔すればすぐそこに手作りのおせちがズラッと並んでいて、こんな段取りに一切気を遣わなくてもよかったのになと。あと1月1日は愚弟の誕生日でもあり。大晦日に人数分のケーキを買って行くのも私の役割。こちらはおせちと違っておそらく30年以上、長い間続くhayami家の習慣です。
ウチは、あまりおせち料理らしいおせち料理を食べたことがなくて。かといって、餅ばかり食ってるわけではなく、むしろ、餅は苦手な方です。そうなると、正月は必然的に食べるものがなくなり、父がお歳暮でいただいた缶詰やら燻製やらの保存食ばかり食ってたように思います。
お重っぽいパッケージに盛り付けてある商品はありがたいですね。後片付けも楽ですし。
とはいえ祖父は「重箱詰めは怠け者のすること」と譲らず母は三が日盛り付け大変でした。
お重箱への憧れはあり、祖父(92歳で大往生)、母(その翌年四捨五入50歳で鬼籍)亡き後「自分で作れば何と御安いことか」と感動し昔話は馬のしっぽの甑で大変だった裏ごしもスピードカッターであっさり、はんぺん使えば伊達巻も楽々で、何故か毎年一度で固まらない(母はそのような無調法ナシ)芋羊羹と格闘しつつ子供の時訳わからなかった杉の葉を描き、どうやら作らないらしい高齢親戚や、友達宅へ十年以上三段重箱大小はありますが、「お歳暮でーす」と届けてました。毎年調子にのり一品増やしてました。
次世代にも仕込み、私が手出さなくても出来上がるようにしたものの、喪中で、作らない年きっかけに、少し前からふるさと納税でのプロの味のお重に魅力され、この所自家製はお休みです。
いまではおせち料理は一大マーケットみたいですね。
そういえば子供のときって、おせちのなかに好んで食べるものがホント少なかったように思います。せいぜい栗きんとんとカマボコだけとか(笑)。トシを重ねるごとにひとつひとつ味わえるようになってきた気がします。