リニューアルした泉の広場に行く

グランフロントやステーションシティができてから梅田遊泳の中心軸がいつのまにかズレてしまい、かっては代表的待ち合わせポイントだった泉の広場にはこのところさっぱりごぶさた。今回過去最大のリニューアルとか、ウリモノのオブジェは正直たいしたことなく、これなら各デパートか高級ブランドショップのウィンドウディスプレイのほうがよっぽどクリエイティブ。

興味深い現象を目撃。新・泉の広場を横断する人たち、長年の習性というのは恐ろしいもので、ふつうに最短距離を直進すればいいのに、ほとんどの人たちはわざわざ弧を描いて遠回り。最初はオブジェをスマホで撮る周辺の人たちに気を遣っているのかと思ったけど、じっくり見ているとあながちそうでもない。まあこれはこれから徐々に是正されていくとは思うけど。

周辺にあったレストランのいくつかは手前のWhityうめだ地下街にお引っ越し。ラーメン「古譚」もそのひとつ、さっそくキアヌ・リーブスに教えないと。そのぶんかっての場所には「NOMOKA」というイマ風のバル街が。どこも混み合っていたが、せっかくなので「韓国酒場 コッキオ 」に入り、サムゲタン(参鶏湯)のカジュアル版というべきタッカンマリをいただく。

オープン早々、外食産業のひとたちがおそらく偵察も兼ねて何組かいて、業界話に思わず聞き耳を立ててしまった。まあそれはともかくけっこうな量の鶏肉を味わいながらも、ああ、やっぱり本格的なサムゲタンを、寒い時期には一度も訪れたことのないコリアンタウンでじっくり味わってみたい、この冬こそ…などと泉の広場にはまったく関係のない決意をしたのでした。