毎年冬の訪れとともにビルボードライブにやってくる彼女、今回はずばり「野宮真貴、ピチカート・ファイヴを歌う」ときた。もちろんこの秋のベスト盤リリースに合わせたテーマながら、2013年から毎年渋谷系楽曲や昭和歌謡を中心に歌い続けてきた彼女、さて、来年からはどうするのかという余計なお世話までしてしまいそうな、最大の切り札を投入した印象。
昨年のユーミンのツアーにも通じる"現在の野宮真貴がピチカート・ファイヴ時代の野宮真貴を演じる”というコンセプト。60'sのフレンチ・ルックをベースにしたカラフルなお召し物、いわゆる早変わりをふくめるといったい何パターンあったのだろうと目もくらむ。最近のライブのおきまり、スマホ撮影タイムもきっちり。上のフォトは同行したT田君撮影のものを拝借。
まさに究極のベスト選曲。東京でのライブが控えているからネタバレはできないけど、ここまで代表曲を並べられるとネタバレもクソもないかなと。とりあえず一番嬉しかったのは「ベイヴィ・ラヴ・チャイルド」。1991年彼女加入後の初のフルアルバム「女性上位時代」に収録、小西作詞・高浪作曲の一曲は海外で人気が高いという冬の季節にピッタリのしっとり感。
アンコール2回、場内は熱狂の総立ちで彼女にあわせて身振り手振り。おそらく彼女のライブでは過去最高の盛り上がり、まちがいなく今回でひとつの頂点を極めた印象。来年にはついに還暦を迎えるという彼女、最初にも書いたけどはたしてこれからどこへ向かうのか、ここまできたらあとはピチカート・ファイヴの再結成しかないなと思うのですがどうでしょうか。
ログインしてコメントを確認・投稿する