第23回世界相撲選手権大会@堺・大浜公園相撲場

私はいま堺の大浜公園相撲場に来ております。第23回世界相撲選手権大会、大阪では4年ぶりの開催(私自身は十数年ぶりの観戦)。世界中からサッカーW杯に同じく32カ国が参加、いま私のまわりではおそらく「がんばれ！」に近い意味だと思いますが、さっぱりわからない掛け声がいくつも飛びかっております。あるいはただ単に選手の名前を叫んでいるだけかも。

ここでは選手・関係者ともにスタンドで同席、本職は用心棒か木こりかと思われるロシア・ブラジル・ジョージアの大男たちに埋もれるようにして座っている次第、たまたま隣に腰かけた年配のかたが相撲に詳しく、場内にいた以下の人達を見つけて教えていただきました。元小結黒海・田中英寿元日大理事長・NHK刈谷アナ・白鵬元付人・雑誌「相撲」編集者…。

アマチュア相撲の常で男女とも立ち合いがトリッキー、勝負もわりとあっさり決まり、がっぷり四つになっての攻防はほとんどありません。各選手ゴツゴツしたカラダの大きさもさることながら、髭モジャモジャの上に背中一面タトゥーなんて選手がけっこういたりして大いなる違和感、相撲の国際化もここまで来たかと喜んでいいのかそれとも嘆くべきなのか…。

その点、素晴らしいのが日本やモンゴルの選手。鍛え上げられ均整のとれた体躯だけでなく、礼の仕方や腰の割り方、とにかく土俵上の所作ひとつひとつが美しい！…などと感じながら取り組みは進み、このあと体重別の個人戦そして団体戦それぞれのファイナル。直近10回、日本とロシアがほぼ交互に優勝し5勝5敗の団体戦、果たして今回いかなる結果となりますでしょうか。