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2019年10月10日15:05

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村上春樹について語るときに僕の語ること

今夜発表されるノーベル文学賞は、2年分まとめてふたりの名前が挙がるらしい。昨年はセクハラ問題があって文学賞発表は先送りになったと。もちろん単純な確率論ではないし、下世話な素人の推測にすぎないけど、受賞者がふたり出るのだったら、いくらなんでもそのうちのひとりに村上春樹の名前があってもいいのではなんてことを勝手に思っている。

何年か前までは、この季節がくると村上春樹のことをかかさず日記にしていた。"今年こそ”という期待や"今年もダメだったか”という残念な気持ちとか。4年前に(彼の贔屓球団)ヤクルトスワローズが優勝したときはこれぞ吉兆、ことしは間違いなしと断言した。やがて受賞はボブ・ディランやカズオ・イシグロに先んじられ、ことしは多和田葉子も候補になっているとか。

…ということで、私にとってインパクトの強かった村上作品3作をフォトに挙げてみました。

【《左》予備校時代、近所の図書館の重苦しい〈日本文学〉の棚にひときわ目立つポップな装丁。そう、佐々木マキのイラストがなかったら彼との出会いはもっと遅かったかも。《中》「ノルウェイの森」直後の第1作。上下2巻。私にはこちらのほうがずっと面白かった。まあ洋楽が多く引用されているということもあるけど。《右》ほぼ一晩で読了、一気読みという意味ではこの社会派ノンフィクションが全作品中一番かな。もちろん読後の重さという意味においても】

さて今夜8時すぎの発表、はたしてどうなることやら。めでたく受賞の運びとなったおりには、村上先生のことだから「(受賞の一報を聞いたのは)ちょうどパスタが茹であがって盛り付けをしていたところ」なんてこと言うのだろうなあ。ああ、その前にこちら読みかけの「騎士団長殺し」、いいところに来ている第2部・文庫4冊目を早いこと読んでしまわないと。
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