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2019年09月18日16:30

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兄弟愛と師弟愛

逆鉾と私は同い年。昭和36年(1961)生まれの関取は不思議とあまりおらず、おそらくもっとも出世したのが逆鉾のはず。なので現役時代の彼には親しみを感じ、そして寺尾とウチの弟も同い年(こちらはいわゆる"サンパチ組”で強い力士がやたらといる)、さらにその気持ちが強くなっていた。ウチも弟のほうが男前だし。まあ向こうは三兄弟だけど。

大相撲一家。お父さんが元・関脇鶴ヶ嶺、そしてお母さんはとても昭和の相撲部屋のおかみさんには見えない西洋風の美人、シュッとした感じの遺伝子はまちがいなく寺尾に引き継がれている。ただこのお母さんも逆鉾の入門直後、寺尾がまだ高校生だったときに40代の若さで亡くなっている。逆鉾はやっぱりお父さん似かな。そのもろ差し相撲の上手さもふくめて。

あまりにも可愛かった幼少期の寺尾は外国人相撲ファンから「a baby」と言われ、それがなまった「アビ」というあだ名でずっとよばれていた。いま弟子がそれを四股名にしているのは有名な話。今回その寺尾の錣山部屋が井筒部屋の力士を引き取るのがふつうだと思うけど、なかなかそうはいかないのが因習にこだわる相撲界のややこしいところだ。

きのうのNHK大相撲中継、向正面の解説は錣山親方だった。各日に担当する解説者は場所前にすべてきまっているが、いくらなんでも身内に不幸があったすぐ翌日、絶対に誰か別の親方と交代すると思っていた。すべての時間テレビを見ていたわけではないけど、けっして感情的にならず、しっかりとした口調で話す親方の解説ぶりに、こちらのほうが泣きそうになった。
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