Hoop6Fにあった「スタンダードブックストアあべの」、心斎橋アメ村店同様に閉店したと思っていたら同じ経営母体によりコンセプトを変えて昨日リニューアルオープン。まあひとことでいうと、ややカルチャー寄りの本屋さんにカフェが併設されたカタチ。これって昨今どこにでもあるパターン、やっぱりユニークだったこれまでのスタイルは数字的に厳しかったのかなと。
実は数日前のこと、同じフロアのタワレコ帰りに開店準備中のお店の前を歩いていたら、松木安太郎をちょっと若くしたようなスタッフがビラを配っていた。しばらく彼と雑談のち“あべの界隈における書店事情”みたいなことを私が話し始めると、そのスタッフは「どうぞ、どうぞ」とお店の前一面にはられたロープをどけて私を店内に招き入れてくれた。
「いいんですか?!」なんとその日は業界向けの内見会。関係者以外入店オフリミット、店内はそれらしきひとばかりがウロウロ。そのスタッフに店内をひととおり案内していただき、「スタンダードブックストア」の反省をいかにふまえているかという説明を聞いた。カフェにはカツサンドとかナポリタンとかあべのらしいベタなメニューをそろえました、というのには苦笑したが。
せっかくなので私もしゃべるだけしゃべった。旭屋・ユーゴ時代の話からTSUTAYA進出が潮目だとか、旭屋のあとは蔦屋書店だと思っていたらまさか紀伊國屋とは等々。このお店、タワレコついでに寄れるというのはとりあえずメリット。でもよくよく考えるとHoopができた当時この場所は近鉄百貨店書籍売場だったんですけどね。結局のところ原点回帰ってことか。
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