mixiユーザー(id:2399973)

2018年11月27日15:30

188 view

墓前に舞う一匹の蝶

日曜日の百か日法要は、澄みきった空のもと暖かい空気に包まれながらのひととき。寒空で震えながらなんてことになったらエラいことだと思っていたから本当によかった。ふだんの日曜日ってこんなものか、読経のあいだ墓前に立って視界に入ってきた墓参りの家族はひと組だけ。霊園に響き渡る読経の声は、いままで法事のさいとはまったく違ったもののように聞こえた。

「みなさん、お墓の周りを蝶が飛んでたのをごらんになられましたか」読経が終わったあと葬儀屋のひとが言った。もちろん私も目撃。「あの世へ旅立たれたお母様にも、残された家族のみなさんにもとても縁起のいいしるし、そしてこの季節には大変めずらしいですね」多少べんちゃらが入っているだろうし、仏事の世界でどこまで根拠のあることかわからないけれど。

その葬儀屋のおかげでお墓はすっかりキレイになっていた。左のフォトは10月に撮ったもの。自らのズボラをさらすようではずかしいけど、1年以上お墓をほったらかすとこういうことになるわけだ。今回は雑草を刈るだけでなく、更地に除草剤をまいたあと一面に敷石を施してもらった。長いあいだ母親がそうしていたように、これからはきちんと墓参りすることを誓います。

くりかえすけど、天候に恵まれて本当にいい法要だった。段取りよくいったおかげで、帰途につくイトコのクルマのなかで競馬を見れたし、実家では親戚一同とともに千秋楽の相撲を楽しめた。まだ雑務はあるけど、とりあえずこれで法事はひと段落。思えばけっこういろいろ気を遣ったなと。ああ、大レースを終えたあとの競走馬のように、しばらく放牧に出してほしいよ。
27 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年11月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930