本当ならちょうどいまごろは、今夜渋谷で観るスティーヴ・ハーレイ公演への期待に胸をふくらませながら、東京の街をぶらぶらとうろついていたはず。いや、ぶらぶらうろつくなんていうのは真っ赤なウソ、そのライブ以外にもけっこう綿密にいろいろとスケジュールをきめていたもんだから、とにかく今回の来日延期は残念なことこのうえなし。
そして昨夜は東京ドームで日米野球を観戦する予定だった。発売即購入したチケットは転売サイトにUP、定価以下の設定でも結局買い手はつかず紙切れに。自分が座るはずだったあたりがテレビに映るたびに、ああ本当ならあそこにいたんやけどなあ、と悔しい思い(けっこう周囲にも空席あり)。岩貞のメジャー3三振斬りをナマで見れず、なんてのはどうでもいいけれど。
そう、テレビを買いかえて初めての週末だったこの土日、以前であればそんな日々はずっとテレビにかじりついていたのに…。我が家に初めてカラーテレビがやってきた日は、週末かどうかは忘れてしまったけどよく記憶している。たしかあのときも場所中、初めて光を放ったブラウン管は相撲中継を映しだし、力士の肌つやや化粧回しがとても美しく思えたことを覚えている。
世間ではとっくに薄型テレビが浸透、さほど目新しいことではないけれど、それでも日常的な空間に新奇なものがやってくると嬉しく(まあゴロ寝したときの視野が変わっただけですが)、競馬=大相撲=プロ野球という日曜日午後からの黄金3本立てを、くっきりとした画面で存分に堪能。ちょっとは東京行き中止の悔しさが紛れたかも、なんて思っています。
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