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2018年07月10日14:45

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序ノ口・服部桜、89連敗でストップ

2年ぶりの白星、きまり手はなんと“相手腰くだけ”だと。相撲ファンのあいだではずっと話題になっていたこの服部桜(神奈川出身・式秀部屋・この16日に20歳)だけど、ちょうど連敗が始まったばかりのころ、彼が見せた無気力相撲があまりにもひどく許されないものだったので、こちらとしてはあえて話題にはせずずっとスルーしたままだった。

それは時間かせぎのパス回しどころの話ではなく、立ち合いと同時に自分からコケたり土俵を飛び出したりしたあきらかな敗退行為、問題はその行為にたいして親方に注意があっただけで、本人には○日間の出場停止等の処分がいっさいなかったこと。序ノ口の一番なんてどうでもいいと思っているように見える審判部というか相撲協会の対応に腹が立った。

そして序ノ口34枚目でむかえた(…というかこれ以上番付が下がりようなく、ずっとこのあたりに定着していたのだろう)この名古屋場所、きょう3日目に相手腰くだけながら入門以来2勝目をあげたということ。通算2勝111敗1休。無気力相撲のあとは、ずっと真剣に相撲をとったうえでの連敗ということならば、あきめることなく戦い続けている彼をたたえるべきかも。

でもなんか素直に喜べない気持ちが残る。負け続けている力士をずっと放置しているのは、他のプロスポーツ界や実社会にはない相撲界特有のおおらかさととらえるべきかもしれないけどどうなんだろう。ネットではすでに祝福の嵐らしいし、今夜あたりからは各媒体が彼を(ややおちょくり気味に)ヒーロー視するかもしれないけど、正直ちょっと複雑な気持ちです。

↓2年ぶりの白星、向正面からのアングル


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