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2018年05月29日16:30

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ノウアー@ビルボードライブ大阪

西海岸LA出身、サウンドクリエーター兼ドラマーのルイス・コールと女性シンガー・ジェネヴィエーヴ・アルターディのふたり組。バックにはキーボードふたり(メロディ担当とバックトラック担当)そしてベーシスト。ファンク/エレクトロ/ジャズ/ポップ…ジャンルをこえてさまざまに形容されているけれど、いちばん近いところをひとことで言うとやっぱりテクノポップかなと。

1980年前後のそのへんの音に強めのビートを加味したような印象、ただおどろおどろしい女性ボーカルが多かったあのころとは違って、今回の彼女はLA発ということもあってか健康そのもの。おヘソ丸出しのピンクのチビTにブラックのスパッツ、厚底のスニーカーで大きな胸をユサユサ揺らしながら、ステージせましとピョンピョン飛び跳ねて歌う。

いや、ボーカルもあくまで楽器のひとつ、すべてはドラマーのルイスが紡ぎ出す多彩なリズムに、他のプレイヤーが思い思いにからんでいくような即興的スタイル。彼のドラミングはけっこうハイテクだと思うけど、あえてチープなドラムセットを使ってその音反応を楽しんでいるかのようでもあり、これもまたいわゆるヘタウマバンドのひとつと言えるかも。

おそらくふだんのライブはオールスタンディングがメイン、観客はめいめい好き勝手に踊ってこのビートを楽しんでいるはず。レッチリのオープニング・アクトを務めたというくらいだし。そういう意味では今回のBBLという空間には、彼らもちょっととまどいがあったかも。できたら次回来阪はBIGCATかクアトロで。夏フェスに名を連ねたら、スパイス的な存在として輝きそうな気もするし。
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