いったい何が起きているのか、ライトスタンドからではさっぱりわからなかった。大量リードで残すは最終回、勝利は間違いなし、あとはゲームセットの瞬間を待つばかりだったのに…。やがて周囲の虎キチからは、好き勝手な解説が口々に飛び出し、主審による場内説明も不明瞭。結局のところ事の真相をつかんだのは、帰り際にスマホニュースを読んだときだった。
すっきりしない幕切れ。そういえばこの3月に春場所を観戦したときも、結びの一番に物言いがつき観衆ほったらかしの協議がえんえん、結局は不明瞭な説明でこちらわけのわからないまま。さらに先月の天皇賞、1着の馬は手負いのままゴールイン、そのまま運ばれ優勝馬不在の表彰式。それにしてもことしの我がスポーツ観戦、どうしてこんな後味ばかりが続くのか…。
「それでも勝ちは勝ちや!」ライトスタンドはジワジワと喜びに満ちた空気に覆われていく。若トラたち〜“才木ック青年団”が活躍して巨人を3タテ、5連勝で2位に浮上。あとあと振り返ってみたら、今シーズン“阪神ファンが一番幸せだった日曜日”にうまく立ち会えたのかもしれないなあ、そんなことを思いながらヒーローインタビューに酔いしれていたのでした。
【今日の弁当 安定感抜群!秋山拓巳のマカロニグラタン弁当 1300円】
ど真ん中にマカロニグラタン、各コーナー巧みにおかずとご飯を配しているのは彼の卓越した制球力を、そしてご飯ものが2種類用意されているのは、彼が二刀流OKであることを意味している。今季の虎グルメでは数少ない新商品、ボリューム的にはちょっと物足らなかったけど、それは少ない投球数できっちりと試合を作る彼のたぐいまれな能力を表現しているのです。
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