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2018年05月24日17:30

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日大なくして角界なし

舞の海・高見盛・遠藤…90年代・00年代・10年代、幕内随一の人気力士をディケイドごとにひとりずつ選んでみたら、見事に日大相撲部出身の力士たちばかりになってしまった。角界における日大出身力士は一大勢力、現役力士でも十両以上に14人。今世紀角界の構図は、実のところ外国出身力士vs日大出身力士だったのではなかったかと思えてくるほどだ。

今回新たな批難の矛先として浮上しつつある田中英壽理事長も相撲部出身。アマチュア相撲の発展に大きく貢献した人物としてコアな相撲好きにはよく知られた存在だ。もし角界入りしていたらまちがいなく大関、日大3年のとき学生横綱に輝くも4年時にそれが果たせなかったのは、同じ部の2年後輩に輪島という逸材が頭角を現してきたからだ。

アメフトと相撲は共通点の多い競技としてよく語られる。だったら今回のことでアメフトに嫌気がさした日大部員が相撲部に移籍してこないものか…などと考えるのはノーテンキ。日大そのもののブランドが失墜しているのだから、いくらジジイが「落ちません!」と言ったところでその悪影響は相撲部にまでおよび、ひいては角界にもその余波が…などと憂うのは考えすぎだろうか。

関取以上をかぞえると50人をこえる過去の日大出身力士のなか、横綱の地位にまで上りつめたのは輪島ただひとり、大関はというと琴光喜ただひとり。前者は親方として、後者は現役力士として、どちらも晩節を汚したまま終わったのは単なる偶然だろうか、今回のようなことがあるとなにやらどこかに必然があるような気がしてくるから不思議なものだ。
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