海の向こうとすぐお隣と

◎きのうのダルビッシュとマー君の投げ合いは、日本中でもっと大きく騒がれてもいい野球好きには至福のひととき。金曜夜のヤンキースタジアム、もしニューヨークに居てたらまちがいなく観に行ってたな。今季は青木の2000本安打ぐらいしか嬉しいニュースが聞こえてこなかった、日本人メジャーリーガーからのひさびさの素晴らしい便り。

いや、日本人プレーヤーがメジャーリーグで活躍して当たり前だと、いつのまにか思っている自分に気がついた。そうか、平成生まれのひとなんかは物心ついたときからメジャーリーグで日本人が活躍しているわけか。たぶんそうでない時代を知っている人間のほうが、今回のような快挙をしみじみと受け止めることができるはず。

◎そして自宅のすぐお隣りというか地下鉄でひと駅、長居スタジアムで昨夜繰り広げられた陸上男子100ｍのデッドヒート、いや早くからきまっていた用事さえなかったら絶対観に行ったと思うのです（ちなみにチケットは一番安い席で2000円）。残念ながら降雨のせいかその快挙はなかったけど、日本人初の9秒台という歴史的な瞬間を目撃できたかもしれないので。

それにしてもいつのまに日本の短距離ランナーはこんなに層が厚くなっていたんだろう。以前は陸上トラック競技のなかで、一番世界が遠い種目だったのに。100ｍX4リレーもふくめて東京オリンピックが本当に楽しみ。そして2着に入った多田君は関西学院大学陸上部の所属、大相撲の宇良といいすっかりスポーツ学校になってしまったな、ウチの大学は。