オールスタンディング、チケットの整理番号順に入場。不覚にも良番を持たなかった私は、梅田クラブクアトロの空調がまったく効いていないあの階段にえんえん並ばされることに。ただでさえ息苦しいあの空間が、コテコテの暑苦しい中年男女〜CKBファン〜であふれかえる…。昼間は炎天下にて野球観戦その帰り、これはけっこうこたえました。
でもいまこの季節がクレイジーケンバンドを味わうにはベストシーズン。ギラギラとした夏の歌が多い彼らだけど、そのちょっとまえジメジメムシムシするあたりが一番だと、いつぞやのライブでの剣さん自身の言葉。そして大ホールでのライブにくらべ、選曲がややマニアックになるのがライブハウス公演、今回は結成20周年記念ツアーということで初期のナンバーが多かったような。
毎度のお楽しみカバー曲は今回少なめ。追悼の意をこめてムッシュかまやつ楽曲、タイトル忘れるも男女ボーカルをユニゾンのまま最後まで貫く、渋谷系の源流のような曲(CKB「お引越し」の元ネタか?)。そしてサム・クック「ワンダフル・ワールド」を剣さん自身による日本語詞にて。ウルフルズVer.よりずっと大人の哀愁に満ちた世界を歌っていました。
そしてなんといってもカッコよかったのは、自身の楽曲のあいだに「サニー」(ボビー・へブ、ボニーM)さらに「STAY TUNE」(Suchmos)をうまく織りこんだときかな。この週末には結成20周年記念映画「イイネ!イイネ!イイネ!」が公開。ドキュメンタリーなんかではなく、横浜を舞台にした男たちの友情物語。もちろん主演は横山剣、やっぱり彼らからは目が離せません。
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