この暑さはまかせなさいとメンデスは投げた

【きのうの阪神ファーム　○　５−２　オリックスファーム　＠豊中ローズ球場】　すっかり定着した“地域密着型ウエスタン・リーグ”、今回カバーするエリアは豊中だけでなく池田や箕面、つまり北摂地区各自治体の街おこしに貢献。ライト後方上空には伊丹空港着の旅客機がかなりの迫力でひっきりなし、豊中ローズ球場の収容人員2000人、チケットは完売。

なので入場時にホームランバー（アイスキャンデー）が配られ（近くにメイトー工場？〜早いことカブりつかんと溶けてまうやん）、さらにさすが地元の大企業、日清食品チキンラーメンのミニカップはお湯付きで無料配布。池田市限定アイドル3人組のダンス＆歌唱があるかと思えば、始球式には豊中・池田両市長がこれまた地元ダイハツのオープンカーにのってグラウンドに登場。

さて、肝心の試合。たしかに先発榎田の球は力感にあふれていたし、勝利打点弾を放った今成の打球の鋭さはあきらかに他を圧倒していた。でもそれだったらそれを上（一軍）で見せてくれよ、といういまさら感もあり。あとこれはちょっとプロの試合と思えない、まちがいなく試合後に監督・コーチからお目玉をくらうような、雑なプレーが両チームに見られたのはちょっと残念。

それでもバックネット裏すぐ目の前で展開するプレーはさすがの迫力。言ってみれば視覚的なものよりも、バットスイングの鋭い音や速球がキャッチャーミットにおさまる音、そして選手やコーチの掛け声…むしろ聴覚的な迫力を味わえるのがファームの試合、選手までの距離が遠くそしてやたらとやかましい甲子園ではまずムリな話やなとあらためて思った次第です。