美味しいハムはいかがかな

キャッチャーフライでゲームセット、ウイニングボールがきっちり岡崎のもとに届くとは、やっぱり野球の神様はいるのだろうか。苦節13年、プロ初ホームランが逆転の決勝打。過去12年の半分以上が二軍暮し、通算でたった79試合の出場、打ったヒットはわずか19本。なんだか水島新司が「野球狂の詩」で描きそうなストーリー、33歳の奇跡にライトスタンドは喜びよりも驚きのほうを最優先。なのにきょう日曜日の試合、スタメンマスクでなかったのはなぜだろう。

それにしてもこれで今季は観戦3戦3勝、こんなことは長い甲子園通いで初めてかも。いまここで止めておけば今季は10割のまま終われるか…なんてこと考えるわけございません。46720人、今季最多の観衆がどっと押し寄せる甲子園駅そして阪神電車の大混雑をさけるべく、帰途はひさびさ「甲子園ナイター便」、よく効いた空調以上に試合結果のおかげで車内の空気もなごやかに、観光バス仕立てにてなんばまで一気（700円）、実に気分のいい帰り道となりました。

【今日の弁当　必死のパッチや！パワフル原口弁当　1300円】
早いうちに売り切れ必至と聞いていたのでネットで予約。パワフルの名にふさわしくメインには豚カツと豚テキが並立という大胆な構成、これは原口が内野手でもあり捕手でもありということを意味するのかも。どちらもわりと大きめの肉片、このおおざっぱなところがいかにも原口の豪快な打ちっぷり、もうちょっと小さめにカットしてくれたほうが食べやすいかなとも思ったが、肉を切り刻むことに関しては、相手チーム親会社のほうが数段上だと後から気がついた。