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2016年12月26日16:15

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年の瀬に墓参りするということ

休日にもかかわらず霊園内にほとんど人影なし。クリスマスに墓参するひとなんていないか。命日がなぜか松の内に多いというhayami家の因習めいたものがあり、墓参りは前倒しして年の瀬になることが多い。この時期は地下鉄駅から出るシャトルバスも本数がぐっと減ったうえに霊園内を周回してくれず、事務所前とのあいだを往復するだけだ。

その霊園事務所からウチのお墓まではけっこうな距離があるから、足腰がすっかり弱ってついに杖をつくことになった父親87歳にはけっこうな苦行を強いることになる。ただポカポカ陽気だったことがかろうじての救い。きのうが寒風吹きすさぶ一日だったら果たしてどうなっていたか。まあお盆の時期のとてつもない炎天下もけっこう大変なんだけど。

彼岸の日に訪れたとき、雑草がぼうぼうに生えて墓石を囲まんばかりの勢いだったので、除草剤をそこらじゅうにまいて帰ったら、さすがにそのすがたは目だたなくなったものの、カサカサになった枯草が地面に低く広がり、スコップの力だけではなかなか抜けようとしない。次回に草切りハサミを持参して伐採再挑戦ということに。“草葉の陰”とはよく言ったものだ。

こうやって年の瀬に墓参りするということは、ただ単に自分の祖先の冥福を祈ることばかりではなく、その年に感じた追悼の意をあらためてふりかえるいい機会なのかなと思ったり。ことしは新年早々から一年納めの最後の最後まで、思いがけない訃報に接することばかりだったような。きのうはふだんの墓参りより長い目に手を合わせていたような気がします。
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