mixiユーザー(id:2399973)

2016年12月12日16:15

410 view

cero@なんばHatch

このツアーチラシの元ネタが世間の注目をあびていたころには、まだこの世に生まれていなかった男女たちがオールスタンディングの大半を占めていた。やはりモード意識の高い連中が多く、まん丸メガネそして前髪重たい系の男子を何人も見かけた。あえて意図的にキョロキョロ探してみたけれど、おそらく私より年上のひとはいなかったように思う。

3人組ながら女性2名をふくむサポートメンバーを加えステージには8人。このチラシを見たとたん、はあそんな影響もあるのかとがぜん興味が出てきたが、(あまり専門的なことはわからないけど)変則コードやら転調やらはキリンジで免疫ができてしまったのだろう、思ったほどでもなかった。たしかにインスト部分になるとプログレ・ジャズ的匂いを感じたりもするのだけど。

それ以上に思い浮かんだのは田島貴男時代のピチカート・ファイヴ。まあこれも30年前のこと、メンバーが物心つくかつかないかのころの話なんだけど。本物のソウルにはおよびもつかない、そして関西勢の泥くささやしつこさにもおよばない、あっさり目のゆるいフレーバー。かと言って都会的、アーバン・ソウルというほどまでには洗練されてなくて…。

デビューしたころ“中央線沿線の渋谷系”みたいな言われかたをしていた彼らだけど、まさに的を得た表現だと思う。メンバーそろって西東京出身、フロントマン高城晶平は阿佐ヶ谷でバーを経営しているらしいし。隔世遺伝的にいろいろな音楽を吸収して消化したグルーヴ感でフロアをゆったり揺らせていく彼ら、平成生まれたちに混じった私もけっこうノッてしまいました。
20 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年12月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031