■線路に芝生、ナニワの新名所に? 大阪・阪堺電車
(朝日新聞デジタル - 12月01日 20:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4321622
もし昭和の世にもどることができて、あべの界隈のひとたちに「21世紀に入ってしばらくしたら、このチンチン電車が見直されて、せまくるしい天王寺駅前の駅舎&ホームもすっかりキレイに新築される!」なんてこと言っても、おそらく誰も信じてくれないだろう。まさに“いまアメリカの大統領はドナルド・トランプ”に匹敵する大ボラとされてしまうことまちがいなし。
あべの圏で生まれ育ったかたにはご理解いただけると思うけど、これはけっしておおげさではない話。路面電車なんて交通マヒを生む諸悪の根源みたいに言われていたのは、昭和の時代に生まれたかたなら誰にも記憶にあるはず。この阪堺電車・上町線もあべの再開発のあおりを食って、天王寺駅前=阿倍野のひと駅間が廃線になる直前だったみたい。
とにもかくにもあべの筋は道幅がグッと広くなり、チンチン電車はど真ん中を堂々と走ることになりました。おとといには記念式典もあり大阪市長がお越しになられたとか。そういえば数日前から、ハルカス下からキューズモール前に渡る横断歩道周辺に“撮り鉄”というのかカメラ小僧が何人もウロウロしていたなと。まあ彼らなりの撮影ポイントみたいなものがあるんでしょう。
そして今回は関西初の芝生軌道というのがウリみたいだけど、これって見た目の優しさ、景観に配慮したこと以外に何かメリットがあるのだろうか。たしか路面電車が発達したドイツの街なんかでは同じようになってたと思うけど。もちろん殺風景な軌道よりはずっといいんだけど、思わずその上を歩いたりして危ないことにならないかという老婆心もややあり。
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