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2016年07月27日16:00

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山口高志への思いをあらためて

阪急ブレーブスの剛速球投手、山口高志を綴った本のことをつぶやいたら、私と同世代の男性マイミクから多くの反応があった。これはとてもよくわかる。彼が太く短く活躍した4年間は私にとって中2〜高2の日々。プロ野球の世界がとても輝いたものに映り、そこから純粋に貪欲に多くのものを吸収するその季節に圧倒的な存在感をしめしていたのが山口なのだ。

その4年間、阪急はすべて日本シリーズに出場している。まるで山口は阪急を優勝させるためにプロの世界に飛び込んできたようなものだ。そして山口が腰痛で欠場した78年のみ阪急は日本一を逃している。上田監督が猛抗議をして1時間以上試合が中断するあのシリーズ。そのときこちらは中間テストまっただなか、でもそんなことはもうどうでもよくなり…。

私にとって印象的なナマ山口は対太平洋ダブルヘッダー@西宮球場、第1試合劣勢に陥ったブレーブスは登板予定のなかった山口を急きょリリーフに。ところが彼は打ちこまれて負け投手。そして第2試合、おそらく当初の予定通りに彼は先発、ところがまたまた打ちこまれて再び負け投手。つまり“一日2敗”というおそらくプロ野球の歴史では他に類を見ないケースの目撃者に。

でもいまでは考えられないこういう使われかたをされること自体が彼のスゴさ。なのでいつも勝ちと負けが拮抗していたような印象あり。まあなんだかんだ言って、けっして大きいとはいえないその身体を目いっぱい使い、投げ切ったときに背中の14番が逆さに見える、このダイナミックな投球フォームがとてもカッコいい、当時の中学生は単純にそう思ったということです。
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