新聞休刊日のルーティーン

5時半から6時のあいだ、いちど目を覚ましてトイレに立つ。ついでに朝刊を取り、いまの季節は冷蔵庫のウーロン茶を少しだけ飲む。ふたたび布団に入り、だいたいその時刻には更新されている、サンスポと産経新聞のアプリを枕元のスマホでながめつつ、いつのまにかまた眠りにはいる。朝刊を読むのはちゃんと目を覚ましたあと。これが平均的な日々の段取り。

なので新聞休刊日はどこか持て余して気味になる。当然アプリも更新されないしネットニュースは断片的で物足らない。ところが休刊日のスポーツ新聞は駅売即売版という、駅の売店やコンビニにだけ置かれる特別版が発行される。月契約ではなく即売のみの一発勝負だから、スクープ記事が1面を飾ったりすることがけっこう多い。

気のきいた喫茶店には、新聞休刊日がくるとこの駅売即売版がずらっと各紙置かれる。お店のひとが朝いちで近くの駅かコンビニでわざわざまとめて買ってきたということ。ただでさえ最近は新聞を置かない喫茶店が増えているのに、こういうサービスはホントにうれしくなる。ひとりでそこに行く目的が、コーヒーを味わうことよりもスポーツ紙を読むためという私などにとっては。

もちろんそういうお店はきっちりとチェックしている。ウチの近所に一軒、あべの界隈に一軒。けさもさっそくお邪魔してきた。でも同じようなことを考えているひとはどこにもいるのが世の常、まちがいなくふだんより混み合い、さらに一般紙がお休みなのでスポーツ紙だけの争奪戦、結局はふだんよりも手に取ることがむずかしいということになるのでありました。