いやいやもちろんどんなときも高くそびえて、我々あべの民を見おろしておりますよ。でもこの程度で日本一なのかという声をいくつか聞いたんですね。不思議なもので、遠くからながめるよりむしろその御本体に近づけば近づくほど、つまり仰ぎ見る角度が急になればなるほどそう感じるみたいなんですね。あべのハルカス地上300メートル、来場者100万人突破。
以前にも書いたけど、天王寺駅東口の交差点でいきなりおばあさんから声をかけられました。「ハルカスってどれでっか?」どれもこれもないやろうと思って、目の前のものを「これです」と指すと、そのおばあさんは「はあ〜言うほど高いことないなあ」と私に言ったのかひとりごとかわからない感想を口にしておられました。まあこれが代表するご意見その一ってことで。
たしかに(それまで日本一だった)横浜ランドマークタワーのほうがいまでも高く思えたりします。横浜スタジアムからの野球中継のとき、レフトスタンドの向こうに高くそびえるランドマークタワーが見えるんですが、やっぱり立派だなと。これは周辺の光景とのかねあいとかも関係してくるのでしょうけど。まあわずか4メートルの差なんですが。
それでもハルカスはいまや地元の象徴、ある意味富士山のように天候や時間帯によってそのお姿がいろいろと変わって見えるから面白いもんです。夜になると1時間に1回、毎時0分から1分間、テッペン付近のライティングが地味にグルグル周回するんですが、いまではその時間が近づくと思わず足をとめてそのささやなパフォーマンスを楽しむようになりました。
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