トム・クルーズ主演、桜坂洋という日本のライトノベル作家が書いた小説が原作。タイムワープをくりかえし、戦闘訓練を重ねるうちに強大化したパワーを身につけた少佐が、謎の侵略者と闘い世界を破滅から救う話。監督は「ボーン・アイデンティティ」のダグ・ライマン。ヒロイン役に「プラダを着た悪魔」でファッション・オフィスのアシスタント役だったエミリー・ブラント。
このタイムワープというのにけっこうほんろうされます。主人公が殺られたかと思うや何度も何度も同じ地点にもどってくるんですね。執拗にくりかえされ観ているこちらとしてはちょっとウンザリ。まあこのあたりはいかにも日本のライトノベル、戦闘ゲームでリセットをくりかえすような感じでしょうか。しかし以前にもこういう展開のSF作品いくつかあったような気がしますが。
言ってみればそのタイムワープの部分がこの作品最大のウリ、そこをいかに深く味わって楽しめるかですね。私はちょっと投げだしてしまったけど。あとは特別驚くような展開が待っているわけではありません。なのであくまでも戦闘物好き、CG効果好き、トム・クルーズ好き向けの作品といえるのでは。正直ちょっと疲れました、3Dだったからかなあ。
先行試写会場で某関西在住映画ライターと席を前後しました。座席選びの嗜好が近いのかこのひととは以前にも2度ほど隣り同士になったことがあるのです。メモをとりつつけっこう楽しんでおられるなと思ってたら、先日発売された某雑誌でこの作品に5つ星をつけておられました。今年最高の傑作だとか。やっぱりひとの好みはいろいろということですね。
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