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mixiユーザー(id:2399973)

2014年07月03日16:15

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「渇き。」〜ほんろうされて(1)

いきなりハイテンションで突っ走るのは中島哲也監督の得意とするところ。でも今回はそのテンションも最後までいっさいキレることなく・・・。好きか嫌いかがハッキリと分かれる作品。いや“嫌い”のほうはともかく、好意的に受けとめるにしても“好き”という感情とはちょっと違うかも。むしろ“圧倒された”とか“何がなんだかわからないけどスゴイ”とか。

行方不明の娘(小松菜奈)に元刑事の世捨て人(役所広司)がほんろうされる、ただそれだけの話。ストーリーを丹念に追って人間関係を把握するとか、登場人物個々の感情の動きをつかむとか、映画本来の味わいかたはここではすべて二の次、とにかく目の前を暴走する映像そして独特のポップ感を持つ音響効果に、観る側の集中力はすべて奪われてしまうのです。

最初のうちはそのめくるめく映像表現に圧倒されて、これはふだん邦画をあまり観ないひとにぜひ体験してほしいなと思ってました。日本映画はこんなところまできてるんですよと。ところが話が後半に進み凶暴性をむき出しにするにつれ、これを観るとかえって逆効果、そういうひとたちは今後ますます日本映画を観なくなるんじゃないかというおそれさえ感じてきたのです。

昨年の「凶悪」そして一連の北野武作品、いま世界で一番残酷で凶暴な映画を作っているのは日本なのかも。すくなくとも一時の韓国映画よりはずっと生々しく思いますし。そして先日海外の映画祭で賞を獲った「私の男」が描いた独特な映像世界などもふくめると、なにやら日本映画だけが世界で固有の進化、まさにガラパゴス化しているような気さえしてきました。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2014年07月03日 23:16
    さっき観てきたところです。

    おっしゃる通り、本当に好き嫌いの別れる映画ですね。
    スタイリッシュが過剰に行き過ぎたようなハイパーな演出&映像。まずこれに辟易させられる方続出でしょうねげっそり

    ミステリー仕立てのストーリーの流れ自体は面白く、かなり食いつかされますし、何といっても役所広司の狂いっぷりが面白かった。

    だけど、先日観たい『私の男』の後半の不快さといい、う〜ん・・・(-_-;)

    落合満博氏が映画を語る本で「邦画はどんな物語でも身近に感じてしまうのが良くもあるし物足りないところ」みたいな事を語っていたのを思い出してしまいました・・・
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2014年07月04日 01:00
    > mixiユーザー 映画好き各知り合い諸氏にたいして、あるひとには「ぜったい面白いから観ろ!」と薦め、それと真逆の嗜好を持つひとには「ぜったい観ないほうがいい」とアドバイスしたくなる映画です(笑)。

    落合はなかなか鋭いことを言ってますね。やっぱり観ているこちらの皮膚感覚にどれだけ迫ってくるかが邦画(とくに現代劇)の魅力をにぎるカギだと思いますからね。
    そのぶん洋画は非日常の魅力とでもいうか。

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2014年07月04日 11:18
    月曜日に 超高速!参勤交代 と はしごで見てきました。
     完璧に性善説 の参勤交代と 真逆の 渇き 見終わってぐったりしてげっそり、3本目に見ようと思っていたHer はカットして帰りましたがまん顔
    でも いつもは好青年の妻夫木の 嫌らしく小憎らしさ、鬼畜でもやはり男前目がハートのオダギリ・ジョー、切れた演技ならおまかせNo.1!の二階堂ふみやら 演技合戦は楽しめました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2014年07月05日 01:17
    > mixiユーザー お疲れ様でした。ぐったりされたお気持ちはよくわかります(笑)。中谷美紀があそこだけだと思ってたらああいうことで…。原作に忠実だったのかもしれないけど、やっぱりちょっと付け足し感が(笑)。

mixiユーザー

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