◎ソワレ (京都・木屋町 昭和23年創業)
たぶん創業当時はそのハイカラな雰囲気で高瀬川沿いを粋に演出していただろうけど、いまや風俗店やらのケバい看板群のせいで、レトロなたたずまいに気づくことなく通すぎてしまうことになるかも。このお店最大のウリ「ゼリーポンチ」に挑戦しなかったことを後悔。色もケバいしいかにも甘ったるそうだけど、やたらと蒸し暑い京都の夏にはたぶんピッタリ。もうここには何十年も通ってます、みたいなかっての乙女たちがそろってオーダーされてました。
◎YC梅田店 (新梅田食堂街1F 昭和25年創業)
たまたまかもしれないけど客筋は見事に初老から老年の男性ばかり、いわゆるオバチャン軍団はいなかった。おそらくかっては営業の合間にちょっといっぷくしたであろう昭和の企業戦士たちが、あのころの自分を懐かしむべく通っているのかもしれないな。ケータイの電波環境が最悪だったんだけど、おそらくそんなことにはまったく関係のないひとばかりがそこに居るに違いない。並びにあったやはり老舗「ブラジル」が閉店していたのにはショック。
◎純喫茶アメリカン (難波・千日前商店街 昭和21年創業)
ここへくるのは30年近く前の合コン2次会以来。だってコーヒーがこの手のお店にしてはちょっと高いもん(現在は550円)。でも名物ホットケーキセットをオーダーすると980円となって割高感がすっと消えてしまうから不思議。ゴージャスなシャンデリアや昭和の匂い満開の内装は健在でした。そしてここに限らず、ミナミの名物店ではどこもアジアからやってきた観光客を見かけます。かって日本人であふれたパリ・サンジェルマンの老舗カフェみたいな感じでしょうか。
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