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2014年04月15日12:40

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ウクライナから来た雑貨売り

これはもうとっくにおなじみなのかもしれないな。きのう文の里商店街を歩いていたら、いきなり白人の若い女の子がつたない日本語で声をかけてくる。あまりにもできすぎた笑顔。こういうときってたいがい布教活動か寄付のお願いだ。するとウクライナからきたというその留学生はかたわらのバッグをガバっと広げた。そこには手づくりっぽい民芸品的アクセサリー類がいっぱい。

マトリョーシカ・マトリョーシカそしてマトリョーシカ…。日々のやりくりが大変なので、勉学のかたわら生活費の足しに売り歩いているという。とりあえず私はこういうものには興味がないからときっぱり断った。すると彼女はあっさりとひきさがった。そのあとはウダウダと立ち話。お互い外国語のほうがストレートで楽だろうから英会話に切りかえて。

教科書にあるようなひととおりの“初対面の外国人との典型的やりとり”を終えると、こちらはやっぱりお国の大変な現状に関して訊きたくなってくる。遠くにいる家族や友人たちのことが心配でしかたないだろうと。ところがいろいろと突っこんでみるも、彼女はあまりそのことにはふれてほしくないようだったのだ。いちおうネットで毎日状況を把握しているとは言ってたけど…。

帰ってから「ウクライナ 留学生 マトリョーシカ」と入れて検索してみた。出るわ出るわ同じような遭遇をしたひとたちの個人ブログがいくつも。なかには2005年なんてのもあるから、この売り歩きってのは今回の彼女だけのものではなく、ウクライナ(あるいは旧ソ連邦諸国)の留学生が代々引き継ぐ伝承活動のようなものかも。次はきっとあなたのところ、彼女はやってきます。
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