36年ぶりの呪いとは思いたくないけど

これが甲子園だったら別モンだったのかもしれないけど、試合が終わったあとの京セラドームライトスタンドの怒りのエネルギーは思ったほどでもなかった。たぶん怒りを通りこしてアホらしさのほうが先にきたのだろう。そして今年は野球を存分に楽しめないんじゃないかという恐れみたいな感情も。まだ始まったばかりというなぐさめの言葉もむなしい単独最下位。

そしてきのうは球団36年ぶりのチアリーディングチーム「タイガースガールズ」デビューの日。なぜ阪神には36年間チアガールズがいなかったのか、ご存知のかたは多いと思うけど、36年前の1978年は球団史上初の最下位となり（その前年までセリーグで唯一最下位経験のない球団が阪神だった）、縁起が悪いという理由でたった1年でポシャったのだった。

そして36年ぶりに復活したとたんチームはこの成績。おまけにファンの間のささやきで「ガールズの何人に手ぇ出しよるんやろ？」と下世話な期待（?）を背負っていた西岡にあんなことが起きる始末。一生懸命やってる彼女たちには本当に申し訳ないけど、よく球界のジンクスとしてムリヤリこじつけられている“○○の呪い”じゃないかと思ってしまう。

たぶんこのことはそのうちまちがいなく誰かが言いだすから（ネットではとっくにつぶやかれてるか）早い目に書いておきました。まあどちらにしてもガールズが再び1年で終わってしまうかどうかは今後の選手そしてベンチの働き次第。そういえば「ベンチがアホやから…」からは33年、すべての歴史はくりかえす、輪廻転生のごとしなのか…。