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2022年01月04日21:08

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振り向くな君は美しい2021-2022〜4〜肥後もっこす

毎年のようにタレントをそろえてくる前橋育英。おそらくJリーガー輩出高校ランクでもベスト5には確実にはいっているはずだ。ワールドカップにも出場した山口素弘や松田直樹はもちろんボクの好きな鹿島で活躍し日本代表にも呼ばれた青木剛や双子の大谷兄弟など数多い前橋育英出身のプロ選手はどちらかというと中盤や守備的な選手が多い。

そのテクニックを活かしての鮮やかなパス回しやトリックプレーを多用し相手を翻弄するチームというイメージがある。

一方の熊本県立大津高校。この出身者として最も有名なのはジーコジャパンで代表に選ばれワールドカップドイツ大会メンバーだった巻だろう。植田・豊川という同期はともに鹿島に入って海外を経験し、植田はワールドカップロシア大会メンバーだった。

大津は連携プレーというより個の力を重視し際立ったパス回しという意味での連携プレーの魅力は感じない。だが彼らが向いている思いの一筋感の強さは感じるチームだ。

この準々決勝はそのチームカラーが出たとボクは思う。

試合開始早々からボールは前橋育英が支配した。しかし一瞬の縦パスで右サイドに抜け出した大津の一村君は内にカバーに入ってきた小林君とのワンツーでGKと1対1。その後はGKの位置を確かめてしっかりとゴールに叩き込んだ。メイン左側のゴールサイドにいたボクの目の前でそのゴールシーンは起こった。試合はまだ始まって10分くらいしか経っていない。大津にとってはこの試合展開からは速すぎる得点とも思われた。

大津が勝つには攻撃力に優る前橋育英を相手になるべく0−0の時間を引き延ばし後半勝負だと思ったからだ。残る時間は前半30分と後半の40分まるまるだ。だが大津の守備の集中力は途切れない。逆に前橋育英はいつでも点を取れると思っていたのではないだろうか。もちろんいつでも取れそうだったのだが・・・・

テクニシャン揃いだ。ボールを持てば保持できる。囲まれればスペースに走りこんだ選手にフリーでパスが出る。ボクの席から遠いサイドで繰り広げられる前橋育英のパス回しショーはショーのままで前半は終わった。

後半はボクの方に前橋育英は攻めてくる。さあ・・・・

もちろん前橋育英は攻めてきた。ボクのほうへ。だが逆にわかった。大津がどれだけ身体を張っているかを。しかしこれで残り40分が持つのか・・・・

だが、前橋育英がいつでも点は取れると思っていたとしたらそれはチャラかもしれないとも思った。前橋育英は前半31分にイエローカードが出たが、後半の30分にもカードをもらった。体を入れ合っての激しいボールの奪い合いがあるのだからファウルは起こる。だが、カードをもらったのは2つとも前橋育英の方だった。

前半は余裕も感じられた前橋育英の美しいパス回しは少しずついら立ちが増していったのか、それとも時計が進むにつれて大津のディフェンスの集中力が極まってきたのかはわからない。

大津は大きなクリアに徹底していた。自陣で回すことなどはなかった。守って守ってクリア。時間を使う。それを徹底した。半端なクリアやパスからは一機にゴールまで持っていけるチームを相手にしているのだ。

そして・・・・

かっこよくなくともいい。勝利こそが一番だ。肥後もっこす、九州男児が華麗なプロ養成軍団に勝った瞬間だった。



2022年1月4日 第100回全国高校サッカー選手権 準々決勝(於 フクダ電子アリーナ)
大津1−0前橋育英

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