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2020年04月01日07:06

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Fukushima50〜3〜夜ノ森駅

映画「Fukushima50」ラスト近い場面で桜並木が出てくる。富岡駅から一つ先、やっとこの3月14日に復興開業を遂げた夜ノ森駅から国道6号線に抜ける桜並木の道だ。しかし、この並木道も帰還困難区域。映画では主人公が通行証を示して歩いていたが、通行証を持たないボクは当然入ることはできない。

警備員の人に頼んで入口から写真だけを撮らせてもらった。まだ5分咲きというところだろうか。しかし夜ノ森駅の前に立つ一本の桜の木は満開だった。人影もなくただ咲き誇る桜。

あれだけの災害をもたらした地震と津波。そして人々の生活は崩壊しいまだに放出されている放射線量に人間は立ち向かえないままだ。そんな中でも咲き続ける桜。自然の恐ろしさとともに自然の強さを感じずにはいられない。

コロナウイルスの感染拡大で危機が叫ばれる今の日本。不要不急の外出は控えるよう強い要請が出されている。そんな中で新日本フィルの演奏者がインタビューに答えていた。

「3月のコンサートはすべて中止となり、収入が今でも0だ。不要不急の外出は避けるというのは理解できるが、自分の職業は不要なものなのかと思うとやりきれない。」

ボクたちが生きていく上で必要なものは衣食住や医療。人間だけが持つ文化というものに携わる人たちはある意味では人が生きていく上で最低限必要なものではないのかもしれない。だが、彼らには痛んだボクたちを勇気づける力がある。音楽家もスポーツ選手も・・・・

放射線が桜の木にとってどれだけのストレスになっているかをボクは知る由もないが、桜の木は毎年咲き続ける。人がいなくなって手入れが不十分な桜もあるだろう。それでも桜は咲くのだ。

この夜ノ森の桜は人が生きるということはどういうことなのかを改めて考える機会を与えてくれたように思う。

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