mixiユーザー(id:2391655)

2019年10月22日12:35

49 view

神宮スズメの独り言2019秋〜49〜さらば田中誠也

物凄く立教にツキはあった。安打になった打球、ファイプレーとなった打球。失点に絡んだエラー、関係なかったエラー。

それでもだ。立教の田中誠也君の投球は素晴らしかった。数えたわけではないが昨年の1月で会社を辞めて今まで以上に観戦試合が増えたボクにとって六大学で一番たくさん観た投手は田中誠也君だ。そしてその中で今日が一番の出来だったと思う。

春の明治戦。完全優勝を遂げた明治に唯一黒星をつけたのが田中誠也君の完封勝利だった。プロ入りが決まった森下君との1回戦での投げ合いで素晴らしい試合だったが、今日はそれを越えていたとボクは思う。

小さな身体を大きく使って投げる田中君は打たれ強い投手だ。安打を打たれ四球も出す。しかし失点は許さない。そんな打たれ強い投手が打たれなかったのだ。

早稲田に打たれたのは金子君のレフト前安打と加藤君の三塁へのボテボテの内野安打。そして9回に打たれた福岡君の左中間の2塁打。四球は1つだけだった。

そして左打者の外角に流れ落ちるスライダーで三振を11も奪った。

土曜日に一応田中誠也君とはお別れしたつもりだった。来週は箱根予選会観戦のため土曜日は神宮に行けない。春には完封勝ちした明治の森下君との最後の投げ合いとなるはずだ。

あっさりとプロでは通用しないとしてプロ志願を出さなかった田中誠也君。社会人を経てプロ入団を狙うことになるだろうが、今日の投球はドラフト後の試合だっただけにこの時期でのプロ入りをあきらめた田中誠也君のさばさばとした投球に比べて、プロ志願を5人も出しながら誰一人指名されなかった早稲田には重苦しい空気が流れているように感じた。

1年生から投げ続けてこの試合が50試合目の登板となった田中誠也君。1年生の春から各カードすべてに1試合ずつ登板しても40試合だ。立教は13安打4四死球を得ながら得点は4点。10残塁を喫したが田中誠也君の気迫の投球で完封勝ち。通算16勝目を挙げた。

プロ入りをあっさりあきらめて次のステージでの挑戦を決めた田中誠也君に対してプロ指名漏れのショックを引きずっているように見えた早稲田は集中力を欠いていた。死球で走者を出し1塁への牽制悪送球で3塁を奪われた挙句スクイズを決められた早稲田。8回に許した4点目に早稲田の反撃の力は残っていなかった。

立教は来週が最終戦。4年生最後のカードだ。4連敗スタートから3位の可能性が出てきた立教。来週の土曜日には神宮に行けないボクにとって今日が最後の立教のユニフォーム姿の田中誠也君になる可能性は高い。

ボクの六大学野球観戦を楽しませてくれた田中誠也君。さらばだ。そして次のステージでの活躍を祈っている。



2019年10月21日 東京六大学野球秋季リーグ戦 第6週3回戦(於 明治神宮野球場)
立教
011 100 010 = 4
000 000 000 = 0
早稲田

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年10月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031