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2019年08月19日08:50

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浜風のつぶやき2019〜46〜怖いものなし

作新学院は3回戦の勢いをそのままに試合に入った。あのワルツ調の美しい校歌をライト側外野席で真正面から聞くのもいいものだと浸っている間もなく、初回死球と安打の走者を置いて石井君の打球はセンターのスタンドに吸い込まれた。いきなり3−0・・・

3回戦では18−0と大勝した作新学院。いきなり試合の主導権を握る。

だが、この中京学院大中京というチームは不思議なチームだ。1回の裏、先頭打者が安打で出ると2塁打で2・3塁までチャンスを広げるも無得点。その後は6回まで2安打だった。

投手の不後君もその後は作新打線を7回まで2安打に押さえて投手戦。だが中京にとっては糸口がつかめない状況でいやな雰囲気が流れ始める。外野スタンドのお客さんもこの小康状態につまらなそうだ。

しかし、中京は7回裏1死から元君が安打で出塁すると二村君が四球で続く。そしてそこから3連打で3−2と迫る。沸きに沸く1塁側アルプス。試合開始前に練習していたタイガーラグの応援が鳴り響いて連打を呼んだ。昨年の金足農で何度も聞いたあの応援だ。

一気に逆転だと意気込んだが最後は併殺となって2点止まり。せめて同点に・・・・

そんな声が漏れるなかで残すは2イニング。しかし作新の先発林君は重圧に耐えきれなくなっていたのかもしれない。2回から6回までは2安打に押さえたとはいえ四球などで毎回走者を出していた。併殺で3人で仕留めたイニングはあったが走者を背負わなかったことは一度もなかった。

3回戦は18−0の楽勝だったとはいえ、8回途中まで無安打試合と神経は相当すり減らしていたのかもしれない。

そして8回先頭に四球を与えたところで三宅君にマウンドを譲った。作新の鉄板リレーのはずだったが三宅君は連続四球で無死満塁。ここで中京の元勲は何とレフトスタンドに叩き込んだ。満塁ホームラン。

すでに第3試合の星稜応援団が入ってきていて黄色く染めかかっている1塁側アルプスは外野ライトスタンドも巻き込んで大歓声に包まれた。

中京は不後君から元君とリレー、途中赤塚君がマウンドに上がったが最後は再び元君が3人で作新打線を押さえて劇的な逆転勝利を挙げた。

中京は確実に強くなっている感じがある。優勝候補だった東海大相模の息の根を止めた7回の7点という猛攻からだ。サウスポーの不後君に本格派の元君。大会屈指の捕手藤田君。怖いものなしの中京学院大中京はさらに勢いを増していくような気がする。



2019年8月18日 第101回全国高校野球 準々決勝(於 阪神甲子園球場)
作新学院
300 000 000 = 3
000 000 24x = 6
中京学院大中京

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