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2019年07月23日21:01

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夢のゆめの甲子園2019〜19〜Aシード撃破

チャンスになって応援団が盛り上がるとビニール傘が上下に揺れた。この試合は第3試合、朝の雨はとっくに上がり久しぶりに日が差している。そしてもちろんこのチームはスワローズでもない。

今日の千葉大会は予備日。午前中は所用があって午後から県営大宮にやってきた。埼玉大会の5回戦、市立川越対浦和実業。

今年の浦実はAシード。そして浦和学院はノーシードだ。だが昨年の甲子園では浦学復活を全国のファンに印象付けベスト8。昨秋のドラフトでは渡辺君がプロ入り、主将でU22代表にも選ばれた蛭間君な早稲田に進学した。

Aシードとノーシードとの格差はなかったのかもしれない。浦学は名前だけなら特Aのシード校だ。その息づまる接戦をものにした浦実。浦実の監督さんは現役時代に浦学に夏の予選で2回も負けていて、この試合に勝って涙を流したところ選手になくのはまだ早いですと言われたという新聞記事は読んでいた。

このまま勢いに乗りたかったことだろう。今日の浦実の先発はエースナンバーを背負う三田君。市立川越もエースのサウスポー和田君を立ててきた。4回戦からは中2日という千葉では考えられないゆったりしたローテーションだ。

初回はともに走者を出すが無得点。2回に試合は動いた。後攻の市立川越は先頭の米永君が2塁打。送って1死3塁からワイルドピッチで「先制した。

3回は1死から四球、そして瀬良くんのライトへの本塁打で2点を追加した。3−0・・・

しかしAシードの浦実だ。浦学に勝ってきた浦実だ。そう簡単にはいくまい。スタンドもそう思っていた、。

ボクは埼玉は今年は今回が初観戦。もちろん観戦したとしても年に1回か2回なので埼玉の高校野球には詳しくない。そうなると何よりも野球好きなオヤジ連中のそばに座るしかない。千葉にも当然にようにいるそういう人はどこにでもいるものだ。そしてもちろん大宮にもいた。

このようなオヤジの特徴はその地区の野球にはやたら詳しいが、一応応援するチームも持ってはいるものの、そのチームだけに偏った応援はしない公平中立なファンだ。

ネット裏にいた。そんなやかましいオヤジが数人で盛り上がるグループが・・・

聞くとどうも市立川越を応援しえいるようではある。だがどうせ打てないからなどといって早くも白旗を挙げて自ら期待感を殺しながら観戦しているようにも見えた。

その後4回からマウンドに上がったのが浦実の豆田君だ。彼が出てきたら打てない。それはこのオヤジたちの本気の発言に聞こえた。そして4回5回を三者凡退に抑えられた。

市立川越は3回には無死で走者を許すが併殺。4回は満塁とされるも2つの三振で切りぬけ、6回も併殺でピンチを脱した。

決して抑えていたわけではない。そして7回、ついに浦実が無死2・3塁のチャンスを作る。そして豆田君に代打を送ってスクイズ成功で3−1とした。

だがこれはどうなのか・・・・

あのおやじたちも言っていた。スクイズさせるために豆田君を下げたのか、いや、打撃力がまったくない豆田君はバントすらできなのかとも・・・・

確かにその前の3球三振の姿に打つ気配はなかったが、だったらラッキーだとそのおやじたちは言った。

その後松村君がまたしてもスクイズ。それがエラーを誘って1点差で1死1・2塁となったが、その後2塁走者が牽制でアウトとなって、その後2塁打が出たが市立川越は追加点を阻んだ。

この攻撃が浦実のキモだった。

絶対的な抑えに代打を出してスクイズ成功。だがさらにラッキーな相手エラーに恵まれながらも走塁死でチャンスを活かしきれなかった浦実。

その裏、市立川越は豆田君から変わった投手陣を攻めて無死満塁から2点を追加した。8回には浦実も竹内君のソロ本塁打などで2点を返し1点差と迫るも代わった変わった軟投派の鈴木君を打ちあぐね5-4市立川越が逃げ切った。


市立川越の応援はチャンスが来ると応援スタンドの最前列からバケツの水をスタンドに放り込む。応援団長がバケツの水をかぶるというのは何度も見たことがあるが、応援団が一般応援席に水をぶっかけるというのは埼玉独特かもしれない。ビニール傘が躍ったというのはこの場面だ。

女子高生の悲鳴とともに一気に盛り上がる応援席。そんな水はすぐに熱気で乾くはずだ。

千葉の高校野球ファンの自慢は応援だ。習志野や拓大紅陵に代表される吹奏楽による応援は間違いなく全国トップレベルと思う。だが、埼玉に見られるような学ランに鉢巻、腕章という応援は千葉にはない。

ボクは高校時代応援部員だった。学ランに汗がしみ込んで塩が浮いた。そんな古臭い応援は今は受けないのだろうが・・・・

今日の市立川越の勝利と共にボクの頭にお浮かんだのは県立松山高校の応援団の姿だった。
この試合とは関係がないが、ボクにとって甲子園で最も見たい応援団のトップは間違いなく松高なのだ。

久々に埼玉の高校野球を見た。そして盛り上がる市立川越の応援団を見て思い出した。




2019年7月23日 第101回全国高校野球埼玉大会5回戦(於 大宮公園野球場)
浦和実業
000 000 220 = 4
012 000 20x = 8
市立川越
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