ただしそれがウケてしまい、数十年も続けて、はじまりの年に生まれた人が成人する頃には
「俺は昔っからそうだと聞いていたし、見てきた」
になる。
その人にとっては虚構が現実に置き換わるんだ。
じっさい明治以前に民衆に流行した「易」……ほれ、本屋の入り口に積み上がってる、あの白い占い暦の本だよ。
べつに日本のしきたりでもなければ義務もない。ただたんにずっと人々に流行しただけのものが、いつのまにか「常識にすりかわる」
六曜もまた同じ。
(仏滅とか〜、さんりんぼうとか〜、大安とか〜)
じつは日本神道に直接の関連がないから、じつは「この日は不吉というじゃないか」は個人の嗜好ということになる。
あのホラー映画が流行ったあとで「数字の666が並ぶのはヤダ」「○月13日で金曜日だからヤダ」てのと同じ次元の話。
オカルトだから、いまは行政の公式カレンダーからも消えている。ためしに市役所でもいって見てくるといい。書いてないから。
でも、それが染み付いて育って生きてきた人には
「昔っからこうって決まっておるんじャャ」
なのよ。
ごめんね、オカルトと「信じれば現実化するう!」式の自己啓発にものすごーく懐疑的なので、こういうのつきあえないんです。
「運は操作できない」よ。なにをしてもね。
「ウンがつく」合格祈願しおり
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6281426
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