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2020年06月25日20:20

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独身のころ

職場でなぜか「都内で会食」てのがあって、行きたくはなかったがやむなく出向いた。
で、がっかりを味わってから解散。

秋葉原でも行こうかとおもったがその気力もなく、なんとなくこの水族館へ。
そのころ、そこにはあの「白くて頭のぽっこりしたイルカ」がいた。
(シロイルカとかゆーの?あれ?)

平日の話である。昼休みを終えたら、働く人は水族館には来ない。
ぼやっと水槽を眺めていたら、一頭のイルカが近寄ってきた。
ガラスを挟んで、互いにジーっと見つめてる。

「オマエ何してんの?」
「オマエこそなんだよ?」
「遊んで 遊んで」
「なにすりゃいいってんだよ?」

種族は違うが、どっちも退屈してることだけは伝わる。

指で輪を描いた。
あいつは頭をクルクルまわしてる。

「もっとなんかやれよ2本足」
「うるせえデカ頭」

いなくなったフリをしてみる。
戻ってみると、奴がジーっと見てた。

「やっぱいるじゃねーか2本足ぃ」
「ほっとけこのやろう」

なかなか楽しかったのである。


あれはなんていうイルカなのか知らんが、今はサンシャインにあれはいないらしい。

あんな思いが出来るなら、また水族館に行ってみたいもんだなとは思うのである。



サンシャイン水族館に新クラゲエリア「海月空感」6つの水槽が非日常空間を演出
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=137&from=diary&id=6133885
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