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2017年03月21日17:06

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平山洋 2004年 福澤諭吉の真実 、および、地下室の手記

せっかく読んだのだから 要約しておこう。

「福澤諭吉の真実」 平山洋(よう)1961年生まれ

H16年 2004年 発行 文春新書

簡単に言うと、石河幹明という人が

「時事新報」の記事が無記名であったのを良いことに、
福澤諭吉が書いたのではない記事を諭吉全集に入れた
ということだと思う。

そして、石河自身が書いたらしい アジア蔑視の文を
福澤のものとして入れて、福澤をアジア蔑視者にしてしまった。

その理由は、石河氏に あまり才覚が無かったせいらしい。
かつ、彼は長生きで、諭吉が死んだ後、全集を編集した。

彼の編集した諭吉全集の 半分近くが時事新報の記事である。
かつ、時事新報の論説の全てが載せられているわけでもない。

この本の著者の 平山氏は、丹念に 
諭吉がアジア蔑視だという説が
何時ごろ出てきて、どんな風に広がったか調べ、
その根拠を ていねいに調べていくのである。

大変な労作であるので、ち密に読み込まなくてはならないのだけど、
文章が分かり易いのを良いことに、ざっと読んでしまった。

諭吉が、朝鮮と中国に対して どんな見方をしていたかは重要である。

また、諭吉が 晩年、直筆では わずかな手紙しか書けなかったという
体調の悪化も考えなくてはならない。
彼は、散歩出来るくらいに、外見は回復したけれど、
脳は失語症になるほど、損傷を受けていた。

さて、ここまでは 平山氏の本について。

今日は、久しぶりに 「地下室の手記」を再読。

1864年に ドストエフスキー 42歳の時に書かれた本。
当時、彼は、寝付いた死病の妻の看病をしながら、
自身は、痔ともう一つの病気を抱えて冬を過ごしていた。

課長クラスの公務員だった40歳の主人公は、
親戚が6000ルーブリの遺産を残してくれたので、退職する。

なぜか、貧相な家で 人を雇って生活しているのは、
都会の真ん中で、田舎へ行きたくないせいらしい。
主人公の家族はいないし、親兄弟のことも書かれていない。

自意識過剰で 言葉が空回りしている主人公は、
ある日、知人のパーティの後、売春宿へ行き、リーザと出会う。
リーザは20歳の体格は良いが、まだ純情らしい女性。

主人公は、リーザに自宅においでと、誘ってしまう。
そして、その事を後悔し、実際に訪れたリーザを追い返してしまう。



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