許容の範疇とは

最近、マイミクさんがひとり去ってったよ。理由は「今度のウクライナへの軍事侵攻への、見解の相違」かららしい。

てか、実は、かようなのは、不思議で仕方がない。意見の違いなんて、当たり前じゃねえかな。

意外かも知れんが、俺のマイミクさんにも、到底同意出来ねえつぶやきや日記を書いてる人、大勢居るからね。

曰く、「本当に救うべき人のみ、生活保護を利用させるべき」「再犯の危険が有るので、無期懲役にしろ」「日の丸や君が代は美しい」「露助や武漢ウィルスとか、差別語連発」とかだが。

そりゃあ手前の日記やつぶやきに、その人が自論を書き込めば、反論はさせて貰うよ。でも、当人の日記やつぶやきは別だからねえ。

ま、読むけど、同意出来ねーのなら「ｲｲﾈ」付けなきゃ良いだけ。

あと、知識の濃淡や有無も有る。俺、バイクやクルマは好きなんで、幾らでも書けるけど、アニメやゲームとかはさっぱり判らんので。

だからと云って、ナニもその人の日記やつぶやきに、わざわざ反論書き込んだりは、流石にしねえもんな。

要は「市井と同じ」だからさ。おかしなコト考えてるやつや、変人なんざ大勢居る。でも、そんなのを認めて、互いに肩寄せ合って生きてくのが、ひとの社会性の所以と、俺は捉えてるよ。

変った宗教や思想の持ち主だから、その人と商売しなかったり付き合わないでは、娑婆の現実は廻らねーし、リアルにそんなコト遣ってたら、殆ど狂人だろーしな。

寧ろ「多様性こそが、社会には必要」と、考えてるからね。

現状みてえに、多国籍企業が政府買収して、物凄い格差が広がってるけど、「国民には政府を非難する自由だけは与えましょう」って社会の他に、企業が買収不可能な、強力な政府をこさえて、富の再配分で、格差のずっと少ない社会や、回教徒のように、宗教的戒律に拠り、配当や利息で食うのを否定する社会とか、俺は有っても良いと考えてるので。

そして、もっと重要なこたあ、「債務や経済的困窮や民事刑事上の事故とかは、当人の思想や宗教を一切問わずに、発生する」んだ。

で、それを、思想や宗教では、絶対に解決出来ない。具体的な方法のみが、それに対処可能だからさ。

ま、随分以前の出来事だが、俺、手前の日記に、「生活保護受給者は、全員施設に入れて、現物支給のみにするべき」と書き込んだ元マイミクさんが居て、当事激怒して、即マイミク解消したコト有ったよ。

こないだ久し振りに、その人の書き込みに接する機会有ったが、当人、今は生活保護制度利用して、人工透析受けながら、平穏な暮らししてて、正直安堵したんでな。

往時の彼の人の日常は、本当に劣悪だったから。手前同様の元倒産社長だったけど、債務放置して、夜逃げの真っ最中。暮してるのは、近親者の会社の事務所で、床にマットレス引いて寝起き。奥様とは離婚して、別れた娘に養育費すら払えねえ状態だったので。

そりゃー「当人、荒む」よな。でもよ、誰だって承認や自己肯定は必要だ。

人に拠っては、誰かを叩く側に廻りたがったり、或いは自己と国家を二重視したく為ったりしたがるんじゃねえかなあ。

それからかな・・・俺、自らマイミク切るのを辞めて、去ってく人は当人任せのスタンスにしたのは。

取り敢えず、mixiでのスタンスもこれで行くよ。経験上だが、「ひとはその立ち位置から、考えも発言も変わる存在」なのは、日常や稼業で実感してるのでねえ。