今更の悪法

大型バイク5台で集団暴走か
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6384912

ま、道路交通法の「共同危険行為」なんだけど、こいつは正直、少し前の日記で紹介した、「地方自治体の、暴力団排除条例と双璧を為す、稀代の悪法」と、俺は捉えてるんだよ。

実はこの法律、70年代後半の、所謂「暴走族全盛期」に、導入されたもんだが、その施行基準が、極めて曖昧なんだよ。

曰く、「2台以上のバイクやクルマで走行し、相互に意思の疎通が有り、危険と思えるのなら、現場の警察官の判断で、即、逮捕拘束出来る」って内容なんでな。

問題なのは、「ナニが危険行為と見做されるか」だよ。

この記事に関しては、明白な速度違反も計測されてねえ。てか、現実には、「友達同士での、ワインディングでの軽いコーナリング遊び程度」じゃねーかな。

因みに、稼業故に月曜休みが常態化した俺は、所謂マス・ツーリングには縁が無い。

バイクもクルマも、大半は独りなんだよ。

でも、特にバイクの場合は顕著かもなあ。

ワインディングで前から来るのは、同型車種なら「友達」だよ。余裕有るならパッシング。更に余裕有れば、手を振るとかだ。

だけど、「後ろから来るのは、感覚的には敵」だったりするね。性能やテクニック、色々有るけど、抜かれちまったら、仕方ねーよ。ミラーに映ってる間に、ハンドサインでお詫びを伝えるのが精々」さ。

旅先では、たまたま知り合った誰かと、コンビニだの道の駅でウマが会い、暫し、2台でのんびり駆けたりもしたんだよ。

でもよ、「これだけで、即逮捕」は、本当に「どーかしてねえか？」だ。

そうそう、この共同危険行為容疑で逮捕されたこの人達に、求刑されるのは、全員「免許取消し」なんでな。

この狂った法律が拡大解釈されば、「ハンドル握る誰もが、誰もが逮捕される危険性が有る」んだ。

どーにも日本は狂ってねーかなと思う今日この頃なんでねえ。