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2020年06月01日19:19

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浮浪雲への時間旅行

■漫画家のジョージ秋山さん死去=77歳、代表作「浮浪雲」
(時事通信社 - 06月01日 14:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6103254

享年77歳は早いよねえ・・・俺、小学生の頃から、この人の漫画を読んでたんだけど、少年誌とは思えねー、その前衛振りに、当時は本当に驚いたのでなあ。振り返ると。物凄えー作品ばっかなんで。

絶対的貧困と飢餓からの人肉食を描いた「アシュラ」に、出自や容姿に拠る差別や排除から、周囲の人達を破滅させてものし上がる主人公の「銭ゲバ」とかだもんな。

極め付けは、沼正三(覆面作家)の「家畜人ヤプー」も真っ青の衝撃作、「ゴミムシくん」さ。

何せ、「男が全員、女の奴隷に為る社会で、男の主食は女の大便」てな内容・・・てか、よくこれ、少年漫画で連載出来たよなあ。

今だったら、到底出版不可能だろーしな。

リアルな子供のいじめやスクール・カーストを最初に活写した、「花のよたろう」や、往年の名曲に合わせて、様々な一話完結のドラマ「これで演歌」も、当時は斬新だったねえ。

重ねて抜かすけど、今から半世紀近く前に、連載されてた漫画だったので。

で、俺が長じて、青年誌を読むよーに為ると、まるで歩調を併せるかのよーに、この人も創作の場を青年雑誌に移し、「恋子の毎日」や「ピンクのカーテン」とか。

確か、後者は美穂純主演で、にっかつで映画化されたと記憶してる。高校生の頃、映画館で観たもんな。

年代的には、所謂学生運動終了後の「シラケ世代」と、バブル期の「新人類」の間の世代。

この頃は、元左の表現者が、若松孝二とかを始め、ピンク映画業界に大量に移籍してたんだ。中には平口広美みてーに、「昭和天皇が、M字開脚してる女の股間を、顕微鏡で覗いてる」ってイラスト描いちまい、劇画界を永久追放なんてのも居た。

ま、こっちも当時は取っ変え引っ変え、様々な女性と同棲してたよ。

本当に、「肉感的な女性を描くのが、上手いよなあ」ってのが、当時の印象。モーパッサンの「脂肪の塊」を彷彿とさせたし、時代も、宮崎美子や河合奈緒子とかに代表される巨乳に、桃井かおりみてえな、退廃的で気だるい風情に、多くが憧れたのかも知れねーので。

でな、この人の、最期の長期連載が、「浮浪雲」で、40年以上続いた理由も、今では、何となく判るんだよ。

まあこいつは私事だが、俺は芸術家でも表現者でもねーし、そっち方面の才能は皆無なんだが、別なジャンルで、若い頃から、随分破滅型の日常を生きて来たので。

海外で組織犯罪に従事し、大規模抗争に巻き込まれ、帰国してからは、起業したんだが、1億の借金抱え、法的私的に踏み倒した経験を持つ。

だから、今は、「思い切り、世捨て人」で、もう20年以上生きてるんだ。

氏が、「浮浪」って、正常な就労や政治的な立場から隔絶した、それでもカメさんとか配偶者や家族の居る存在」ってのは、或る意味、「鉄火な生き様を曝した野郎の、理想の人生の黄昏」かも
知れん。

浮浪との違いは、カメさんみてーな嫁と、今も仲良く暮してるけど、子供は授からなかったくれーかなあ。

ま、お安からに・・・手前も、浮浪や寅さんみてーに、漂泊の日々の中、終焉にゆっくり趣きてえのだからさ。


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